理学療法士で2児の母の春日井翔子です!
子供靴の本の執筆や講座の開催をしており、本ブログでは子供靴の正しい選び方等を発信しています!
今回は、赤ちゃんの運動発達を促す環境作りのお話です。
子供達の健やかな成長の一助となれば幸いです。
【この記事を読んでわかること】
- 赤ちゃんの運動発達を促すお家環境作りの考え方がわかる!
赤ちゃんが自由に動ける環境を作れば運動発達を促せる
赤ちゃんが生まれると、家の環境が一変します。
赤ちゃんが安全に過ごせるように、赤ちゃんが過ごすスペースを確保したり、家具を見直したりするでしょう。
運動の発達を促すために、赤ちゃんには活発に動ける環境を作ってあげることが必要です。
今回は、赤ちゃんが過ごす家の環境について、運動発達の視点からお話したいと思います。
私は子供靴や歩行の話の講座をすることが多いですが、赤ちゃんが生まれてからいきなり歩き出すわけではありません。
歩行の前に様々な運動発達があります。
首座り、うつ伏せ、座り、ハイハイ、高這い、つかまり立ちなどです。
これらの運動発達の過程で、歩行に必要な様々な動きを身に付けていくのです。
そのため、運動発達を促すために、お家の中で赤ちゃんが安全に動けるスぺースをいかに広くしていくか、という視点が必要になります。
生まれたばかりの頃は抱っこを、首が座ったらおんぶを
赤ちゃんの運動発達の中で最初に大事なのは「抱っこ」や「おんぶ」です。
ママやパパ、おじいちゃんやおばあちゃんにたくさん抱っこをしてもらうことで、いろいろな感覚が育っていきます。
家事やお散歩をしながら、抱っこやおんぶをたくさんできる環境を作りましょう。
私は北極しろくま堂の兵児帯も使っていました。
うつ伏せ遊びや寝返り遊びを取り入れる
親が見ている安全な状態で、うつ伏せ遊びをしていきましょう。
最初はママが仰向けに寝ているところに赤ちゃんを抱っこしてうつ伏せにさせるのが安全です。
うつ伏せでの運動発達がハイハイや立位に繋がっていきます。
また、寝返りは体の回旋動作(ひねる運動)を学習できます。
それが様々な移動をするために必要な機能を育てていき、やがて歩行に繋がっていきます。
ハイハイやつかまり立ちが始まったら安全に動けるスペースを増やす
ハイハイやつかまり立ちが始まると転倒などの事故も増えます。
そのため、安全に安全にと思うと、どんどん赤ちゃんの動くスペースは小さくなってしまいます。
確かに、重大事故を防ぐための対策は必要です。
私もストーブの柵やテーブルの角の緩衝材の設置、床にあるゴミ箱の撤去をしました。
しかし、赤ちゃんの運動発達を考えた時に、赤ちゃんの活動を阻害するような環境設定は好ましくありません。
親が見てあげられるのであれば、ソファによじ登っても良いでしょうし、階段を昇り降りも良いと思います。
少し転んだりすることも大事です。
床にジョイントマットを敷くなど、転んだ時に重大なケガをしないような環境を作る工夫が必要です。
赤ちゃんが好奇心のままに動き回れる環境を作る
赤ちゃんは好奇心の塊です。
好奇心のままに動ける環境を作ることで、自然と必要な運動発達を身に付けていきます。
安全は大事ですが、それを優先しすぎて赤ちゃんの自由に動ける環境を小さくしてしまうのも好ましくありません。
私達はなるべく赤ちゃんが安全に自由に動ける環境を「増やす」視点が大切です。
そして、家の中だけでなく、外遊びも活発にしていきましょう!
いかかでしたか?
本記事があなたのお子様の健やかな成長の一助となれば幸いです!
春日井 翔子
書籍はプロフィールにてご紹介しています!
すべてAmazon Kindle Unlimitedで読み放題!
コメント