2024/9/5(木)高齢者の介護シューズの選び方講座開催(興本地域学習センター)

理学療法士2児の母の春日井翔子です!

介護施設でのリハビリ業務や研究靴の本の執筆講座の開催をしており、本ブログでは靴の正しい選び方等を発信しています!

正しい靴選びが快適な歩行長期的な健康の一助となれば幸いです。

今回は講座開催の報告です!

2024/9/5(木)に興本地域学習センターにて「高齢者の介護シューズの選び方講座」を開催いたしました!

目次

介護施設(老人ホーム)の介護シューズの選び方のポイント

介護施設での靴選びは一般的な靴選びとは違った視点が必要です。

ポイントはこちら。

  1. 足の状態(浮腫、足指や爪の変形)
  2. できる動作(靴の脱ぎ履きができるか、歩行or車椅子、トイレ、入浴)
  3. 認知機能(物忘れ、靴の脱ぎ履きができるか)

これらを総合的に判断して選ぶ必要があります。

その中で一番受講者の方が驚かれていたのは「立つこと」が必要であること。

介護施設では、車椅子で生活されている方も多いです。

車椅子に乗っている方も足に良い靴選びが必要なのか?と疑問に思う方もいるかもしれませんが、車椅子に乗っている方も足に良い靴選びが必要です。

なぜなら、歩いていなくても、車椅子に乗っていても、日々の生活の中で「立つ」動作が必要だからです。

例えば、トイレに行くためには立つ動作が必要です。

立った状態でズボンやパンツの上げ下げをしなければならないからです。

車椅子からベットに移る時も一旦立つ動作をします。

逆に立つ動作を行わないでいると、体はどんどん弱って行き、動きにくくなっていきます。

自分らしい生活を送るために、日々「立つ」という動作が必要になるのです。

その時に、すぐ脱げてしまうような足に合わない靴やツルツル滑ってしまうような靴では立つ動作をしっかり支えることができません。

したがって、適切な靴とサイズ選びが必要です。

そして、足の状態やできる動作、認知機能は変化していきます。

それらを適宜評価し、見直していくことも必要です。

介護施設の職員さん(機能訓練指導員や介護職員、ケアマネージャー)、介護用品の職員さん(福祉用具専門相談員)など、専門家と相談しながら、足に良い靴選びを続けていきましょう。

本講座を通じて、あなたやあなたのご家族がご自分に合った靴選びができることを心から祈ります。

受講者の皆様、いつも講座の企画運営の相談に乗ってくださる学習センターの担当者様ありがとうございました!

『靴は、ただのファッションではなく、健康への投資。』

春日井 翔子

【著書】子供靴の本:子供靴の選び方・履き方が学べる本・絵本シリーズ

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この記事を書いた人

理学療法士×研究員×ファイナンシャルプランナー(AFP認定)×2児の母。児童館や地域学習センター等で子ども靴の選び方講座を開催。本サイトで子ども靴の正しい選び方等を発信。著書は『1歳児からの靴選び』他5冊出版。健康オタク(特に食生活)。しかし家事は苦手で、料理は夫担当。趣味はピアノと合気道。

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