理学療法士で2児の母の春日井翔子です!
子供靴の本の執筆や講座の開催をしており、本サイトでは子供靴の正しい選び方等を発信しています!
正しい靴選びが子供達の健やかな成長の一助となれば幸いです。
ファーストシューズを買う時期
ファーストシューズを買う時期については、実ははっきり定まっていません。
10歩歩けるようになったら、などいろいろです。
私のおすすめは、室内の移動がほぼ「歩行」になったらです。
なぜかと言うと、室内の移動と屋外の歩行では、歩行の難易度が全く異なるからです。
室内はフローリングで平らな住宅が多く、そこを裸足で過ごしてる赤ちゃんが多いと思います。
しかし、屋外はコンクリートや土、草、車道への緩やかな坂など、地面の状態が常に変化しています。
そして生まれてから今まで履いたことのない「靴」を履いて歩くのですから、とても難易度の高い動作であることは想像に難くないでしょう。
その時、室内で数歩歩けるようになった程度で屋外の歩行にチャレンジしても、赤ちゃんは固まって歩けなくなってしまうことがよくあります。
すると、せっかく買ったファーストシューズはあっという間にサイズアウトしてしまい、お財布には勿体ない結果となってしまうのです。
したがって、室内の移動がほぼ歩行になってから、屋外の歩行練習を行うと最も費用対効果が高いのではないかと考えます。
さらに、ファーストシューズで室内で歩く練習をしてから屋外歩行に移行すると、よりスムースに屋外での歩行の獲得に進めます。
尚、ファーストシューズはしっかりと歩行できる靴が望ましいですが、その前の靴に慣れる目的で履くのであれば、簡易的な靴でも良いと考えます。
靴を履くのを嫌がるお子様も多くいらっしゃいます。
したがって、ベビーカーや抱っこ紐でのお出かけの際も、外では「靴」というものを履くものだ、ということを覚えるために、簡易的な靴をうまく活用して頂けたらと思います。
もちろん、お財布に余裕があるご家庭は、その段階からしっかりとしたファーストシューズを履いて頂いても構いません。
歩く段階になったら確実に足に良いファーストシューズを履かれることをお勧めします。
靴選びのポイント
①中敷きが取り外しできる
中敷きは靴が足に適合したサイズであるかを測るものです。
中敷きが取り外せるものを選びましょう。
②ハイカットorミドルカット
赤ちゃんの足はまだ未完成で、足の骨(足根骨)もほぼ軟骨です。
足首まで覆われたハイカットかミドルカットの靴を履くことで足首が固定され、踵が倒れることを防ぎ、結果的に安定した立位や歩行の獲得に繋がっていくのです。
③硬い踵
靴は踵が命です。
押しても踵がつぶれないようなしっかりとした踵を選ぶことが大切です。
そうすることで、踵が支えられ、歩行も安定していきます。
④固定できる留め具(マジックテープ等)がある
日本人は、屋内で靴を脱ぎ屋外で靴を履く文化を持っています。
そのため、脱ぎ履きがしやすい靴を選ぶ傾向がありますが、脱ぎ履きのしやすい靴とはつまり、脱げやすい靴でもあるのです。
マジックテープ等の留め具のない靴(スリップオンやサンダル等)は、靴への足の固定性が低く、脱げやすいため、脱げないように足の指に無意識に力が入ります。
結果的に足の痛みの原因になることがあるのです。
したがって、マジックテープ等の留め具のある靴を選びましょう。
マジックテープは1本より2本がおすすめです。
なぜなら、足は関節が多く複雑な動きをするからです。
複雑な動きとより固定性を高める意味では、1本より2本をおすすめします。
他にも写真を参考に選んでみてくださいね!
おすすめのファーストシューズ
①[アシックス スクスク] ファーストシューズ(アミュレファースト MS)
靴選びのポイントのを押さえたおすすめのファーストシューズです。
11.5cm-13㎝のサイズ展開です。
定価5,940円(税込)(2023.9.13現在)
いかかでしたか?
本記事があなたのお子様の靴選びの一助となれば幸いです!
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